耳に届くまでの責任

ear聴き手の気持ちになって

こんにちは、セレモニー演奏コーディネーター協会、代表講師の菊永です。
人は好きな音楽は聴きたいと思うので小さく聴こえ、嫌いな音楽は大きく聴こえるそうです。

音の大きい小さいは意外と曖昧で、その人その人の好みに影響されるようですね。

上手に美しく弾いていればそれだけで、「もう少し大きくてもいいよ!」なんて言われるのかもしれません。
たどたどしくよろよろ弾いていたら「音を小さくして」なんて言われるのでしょうか(苦笑)。

私達の使命は、お客様のリクエストにお応えして演奏する事です。
そして、演奏がお客様の耳に届くところまでが、私達の責任です。
上手に演奏出来た…と自分では思っていても

・リクエストしてくれた方が聴けるタイミングなのか
・周りの雑音やおしゃべりで聞こえなくないか
・大き過ぎる音で不愉快ではないか

と、聴いてくれている方々の様子も見て、考えながら演奏しています。

「聴きたかったのに良く聴こえなかった」とか、一緒にお仕事をする司会者に「演奏が大きすぎてナレーションが話しにくかった」なんて言われる事がないように、マイクとのバランスや音響確認をしています。

「この大きさのお部屋ではミキサーのフェーダーは…」
「この人数なら、キーボード・シンセのボリュームはどの程度が良いのか」
もっと細かくは、
「リバーブ・サスティーン・エフェクトの量は良いのか」…等を注意しています。

上手な演奏は、それなりに美しい音で、少し自信のない演奏も更に美しく聴こえる事を目指して細かい音響の心配りが必要です。
お客様の耳に届くまでのすべてが、我々の責任です。

そんな空間づくりの生演奏を、皆様にお楽しみ頂きたいです。

言葉を殺してしまう演奏

こんにちは、佐川です。
奏者仲間がこのようなお話しをしたことがあります。

娘の中学校の卒業式に列席した時のことです。
卒業生代表の「答辞の言葉」のBGMは、私が大好きなショパンの別れの曲でした。
大好きな曲をBGMに娘の同級生が述べる答辞に感動するはずでした。
ところが、このBGMがとても大きかったのです。
声は聞こえるのですが、耳障りな音量だったとでも言いましょうか…。
この時、「音楽が折角の言葉を殺してしまう」ということを痛感させられました。

自分が演奏した時、このように聴こえていたら恐ろしいですよね。
葬祭場でお仕事をしていると、式場によって演奏する音の大きさの好みが分かれます。
凄く大きな音を好む会場、あまり大きな音を好まない会場など様々です。
その日の気温や人の入りによっても、会場での音の響き方は違ってくるので、毎回、音出しのチェックは念入りにしています。
また、会場によって置いてある楽器の種類も違うので、あまり自分が入らない会場でのお仕事の時はできるだけ早目に会場入りして、音出しに時間をかけたりもします。
前日のお通夜の時はとても気持ち良い響き方だったのに、翌日は音の切れが悪かった・・・
という日もあります。

「お客様の耳に届くまでのすべてが我々の責任」
この言葉を常に意識しながら、本日もお仕事を頑張ります。

セレモニープレーヤーの入門セミナーが、1月20日(金)11:00~12:30で開催されます。
詳細・申し込みは、こちらからお願いいたします。

投稿者: 鈴木恵

初めまして、鈴木恵と申します。 ピアノやエレクトーンの技術を眠らせている皆様に活躍の場を提供すると共に、認知度の低いセレモニー演奏を世の中の方にもっと知って頂きたいと思い活動しております。

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