生演奏に必要なスキル

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プレーヤー、3つのポイント

初めまして、セレモニー演奏コーディネーター協会、上級認定講師大谷です。
突然ですが皆さん、セレモニープレーヤーになる為に必要な事は何だと思いますか?

特に重要だと思われる事として、3つ挙げてみました。

1、初見力
2、色々なジャンルの曲の知識
3、表現力

今回は、この3つについてお話ししたいと思います。

『1、初見力』

葬儀のお仕事はブライダルと違い、依頼→演奏までの時間が短く、当日~2日のサイクルです。
その中で、リクエストにお応えしていかなければならないので練習時間も、ごくわずか…。
そこで、初見力が問われるのです。

では、初見に強くなるには、どのようにしたら良いのでしょう?
コード譜が弾けるのはもちろん、音符に慣れる…即ち、色々な曲を弾いてみる事だと思います。
【曲集の開いたページを弾く】… 日々の練習の中に取り入れてみて下さい。
知らない曲の楽譜でも、怖くなくなりますよ!

私は、新しい楽譜を手にすると、どんな曲?どんなアレンジ?と、ワクワクしてすぐに弾きたくなります。
そのせいか(?)初見は得意な方です(苦笑)。
日々の積み重ねが、必ず結果として繋がりますので、取り入れてみて下さい。

『2、色々なジャンルの曲の知識』

世の中には色々なジャンルの曲がありますよね。
葬儀での演奏曲は、童謡・歌謡曲・クラシックが主となりますが、時にはロック・Jazz・応援歌・軍歌…etc.幅広いジャンルで、リクエストを頂くことがあります。
好き嫌いなく、色々なジャンルに挑戦する意欲をもちましょう!

例えばロック・歌謡曲・Jazzの80年代(年代別)にどんなアーティストがいたのか、リストアップしてみると良いと思います。

そのきっかけとなったのは、
・献奏曲:アースウィンド&ファイアー『宇宙のファンタジー』
・BGM:70年代の洋楽で
というリクエストを頂いた時でした。

「70年代!?アーティストって誰がいただろう?」と一瞬焦りましたが、調べていくと、カーペンターズ、スティービー・ワンダー、アバ…
知っている名前が続々と出てきました。
何しろ時間がないので、年代別にリストアップした資料は、今でも役に立っています。

『3、表現力』

普段演奏されている時は、原曲に近いイメージが多い事と思います。
でも、葬儀でそのまま演奏してしまうと、煩く感じてしまったり、場に相応しくない雰囲気になってしまうことがあります。

「北酒場/細川たかし」
「Rising Sun/EXILE」

どちらもノリの良い曲ですね。
でも、このまま弾くのは、ちょっとお待ち下さい!
まず、オルゴールの音をイメージして下さい。
そして、その音にテンポを落として、メロディーを乗せて下さい。
……少し寂しそうな感じになりませんか?

明るい曲やロックなどのリクエストを頂いて悩んだ時は、まずオルゴール調に変換して、イメージを作るようにしています。

特に『献奏』と言われる、故人を偲ぶ演奏の時は、「いかに涙をそそるか!」がポイントとな ります。
(泣かせる演奏って、珍しいですよね!?)
如何に寂しそうな演奏を表現力出来るか!
試してみて下さい。

上記の記事を読んだ現役プレーヤーの感想

初めまして、青柳と申します。
私がこの仕事を始めたのは7年前のことです。
クラシックピアノを長年勉強してきた私が「コード演奏」に興味を持った頃、知り合いから紹介された仕事でした。
「お葬式の演奏」は聞いたことがなく不安もありましたが、先輩奏者の仕事の見学に入り、音楽が葬儀という流れの中に自然に入っていることを実感しました。
それまでの不安が払拭され、「この仕事をやってみよう」と決心をしたことを覚えています。

さて、「色々なジャンルを聴く」ということ。
私は勿論、音楽は大好き、音楽なしの人生など考えられない、という一人です。
それでも、どうしても、聴く音楽に偏りが出てしまいます。
家では、家族がTVを付けっ放しの状態。
昼間は仕事、そして練習、家事。夜は疲れ果て、何もする気になれない。
そんな私が唯一音楽を聴ける時間は、車の中です。
自分では滅多に聴かないジャンルを研修で教えて頂いた時は、その後オフショップでCDを捜します。
去年の夏は、ハワイアンとタンゴのCDを見つけました。
夏に聴くハワイアンは、最高でした。車の中では、時々ラジオも聴きます。
そうすると、自分が知らない音楽に心が揺さぶられ、新たな音楽との出会いを感じることがあります。

これからの葬儀のリクエストには、jazz、洋楽、ロックも増えてくることでしょう。
大谷先生のアドバイスを守り、私も年代別リストを作っておこうと思います。

こんにちは、佐川です。
「初見」は私も得意な方だと思います(^_^)v
私は、リクエストが入るとまず楽譜を探して、一度その曲を本番だと思って通して弾いてみます。
その時にミスをした所はチェックを入れ、特に気を付けるようにしています。
毎回、集中してリクエスト曲を初見で弾いてみる事で、少しでも「初見力」がアップできればいいなと思っています。
私も時間が出来たときに、年代別にリストアップしておきたいと改めて思いました。

投稿者: 鈴木恵

初めまして、鈴木恵と申します。 ピアノやエレクトーンの技術を眠らせている皆様に活躍の場を提供すると共に、認知度の低いセレモニー演奏を世の中の方にもっと知って頂きたいと思い活動しております。

「生演奏に必要なスキル」への2件のフィードバック

  1. はじめまして。セレモニープレイヤーの仕事に以前から興味がありまして
    いろいろな音楽事務所やスクールなどで開講される講座を受けながら自分で勉強しつつ
    将来的にしっかりとレッスンを受けて(ピアノは音楽大学卒業していますので弾けます)
    仕事に臨もうと考えておりますが仕事の際に持ち運ぶファイルなどがあるかと思いますが
    具体的にどのくらいのサイズをもっていますか?
    それから楽譜の大きさも目安で構いませんのでお教えいただけますでしょうか?
    私が受講した養成スクールではA5サイズのファイルと聞きましたが
    それだと楽譜も小さくて見えないのでB5かA4くらいが個人的にはいいと思っていますが
    あまり大きすぎても目立ってしまうのでその辺がよくわかりません。

    1. 門倉様

      はじめまして、鈴木です。
      コメントありがとうございます。

      楽譜のファイルの件ですね♪
      私は、A4サイズを使用しています。
      市販されている楽譜はA4サイズが多いので、A5サイズだと楽譜を縮小しなくてはいけませんよね?
      薄暗い中、初見状態の曲も演奏することがありますので、音符があまりに小さいと不安です。
      スタッフの中には、心配だからと、A4の楽譜を拡大してファイルに入れている方もいます。

      A4でも、黒いファイルを使用するので目立つことはないです。
      各事務所の方針もありますので、臨機応変に対応して頂ければと思います。

      自分のスキルを活かして感謝され、その対価を頂く…。
      セレモニープレーヤーのお仕事は、とても遣り甲斐があります。
      ご自身で勉強されているとは素晴らしいですね!
      頑張って、皆に愛されるプレーヤーになって下さい。
      ご活躍、楽しみにしております♪

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